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■ ミツバチの会話 ■
人間の社会では言葉という方法でお互いの意思を伝達することができますが、言葉の持たない蜂の世界ではどうでしょうか?
群を維持するため、蜜や花粉を巣に集めなければなりません。当然一匹の働き蜂では群を維持する収穫は不可能であり、大勢の働き蜂での大量収穫が必要となります。そのためには言葉の代わりになる何らかの方法で、花粉や蜜源の情報を大勢に伝えなければ成りません。よく言われている方法は ”ダンス・羽ばたき・におい” などです。
【 ダンス 】
一匹の働き蜂が蜜源を見つけ巣に戻ると、仲間にそこまでの距離、方向、蜜の品質までも『ダンス』という方法で伝達します。具体的には円形あるいは8の字のダンスをし、仲間はそのお尻を追いかけるように同じダンスをし次々と伝令がつたわり、収穫に向かいます。
また、蜜源が良質で豊富であればダンスはより一層活発になり、蜜源が枯れてくれば鈍化し、やがて踊らなくなります。
【 羽ばたき 】
ダンス以外に羽の羽ばたく回数によってより細かい情報を伝達できるということが最近明かされてきました。
【 におい 】
ダンス・羽ばたき以外の会話として、女王蜂の出す匂い(フェロモン)は周りの働き蜂を安心させる働きがあります。また子供の出す匂いは食べ物をたくさん集めてきてという意味を持っています。

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